« 早かった…この1週間 | トップページ | 朝市コンサート 9月10日 »

2006.09.08

私の青空

八ヶ岳の森の音楽祭でパーム鈴木さんが歌っていた

私の青空

懐かしく、ちょっと甘酸っぱく感じた

『私の青空』

夕暮れに仰ぎ見る輝く青空
日暮れて辿るはわが家の細道
せまいながらも楽しい我家
愛の灯影のさすところ
恋しい家こそ私の青空

日暮れて辿るはわが家の細道
せまいながらも楽しい我家
愛の灯影のさすところ
恋しい家こそ私の青空

この歌が初めて世に出たのは昭和の始めだそうだ。

大正から昭和への過渡期で戦争への歩みを本格的に始める前

二村定一という人が歌ってヒットしたそうだ。

僕がこの歌を初めて聞いたのは子供のころラジオ番組だったと思う。
昭和30年代。

戦後誰かが歌いなおしてリバイバルヒットしたと思われるが、よく知らない…

ただ強い印象で残っているのはフォーク・クルセダースが歌っているのを何かで聞いたとき。
そして高田渡が歌っているときはなんともいえない不思議な感動を覚えた。

歌詞をそのまま読むと我が家=家庭こそが最も価値ある安らぎの場ということになる。

戦後リバイバルヒットした頃は戦争で離れ離れになった家族が
また一緒に暮らせる喜びを歌い上げたものとしてヒットしたんだろう。

でも高田渡の歌はなにか愁いを帯びていた。
楽しそうな感じを歌うのではなく
淡々と歌っているように感じた

高田渡の心のうちは分からないけれど、
家庭より一人の人間として旅する人生が似合う高田渡には、
ちょっと不似合いが感じがした。
旅から旅の暮らしに明け暮れるからこそ家庭に安らぎを見出したのかもしれないし…
まあ…僕の勝手な思い込みだけれどね…

パーム鈴木さんが歌う私の青空はあっけらかんとして、心地よかった。

僕がこの歌を歌うとしたらどんなアンバイになるんだろうな…

ちょっと…
まだ、想像がつかない…

| |

« 早かった…この1週間 | トップページ | 朝市コンサート 9月10日 »

音楽」カテゴリの記事

僕を通り過ぎた歌たち」カテゴリの記事

コメント

こんにちは kakijyともうします

僕が昔聴いた「私の青空」は小学生の頃
エノケンさんが歌ってました
ちょうど渡辺のジュースの素CMやってたの頃です

高田渡さんの歌は寅さんの心境だったのでは
ないでしょうか?
明かりが灯った家、庭先にはりんどうの花が咲いていて・・・

身近な事に目を向けるのが幸せだと
歌っているのでしょうね

投稿: kakijy | 2006.09.09 15:40

kakijyさん

コメントありがとうございます

そうなんでしょうね
身近なものに目を向けるってことなんでしょうね
高田渡一流の淡々とした表現…
大上段に振りかぶらない歌い方でそれとはなしに行ってるのかもしれませんね

投稿: Martin古池 | 2006.09.09 19:19

★この曲は英語歌詞が男女の2パターンあるようです。
男の立場で妻のモリーと赤ん坊の3人というものと
女の立場でハニーと赤ん坊というものです。

それにしても「よたか」の鳴く地方って
田舎なんですよね。
農作業から帰ってくる夫の幸せを歌った歌の感じです。

これと似たテーマでは
谷間灯燈し頃…があります。
カントリーには
窓に灯を燈しておいて、もうすぐ帰り付くから…
という曲想の曲があり、メロディーも魅力的です。

投稿: aatw | 2006.10.06 01:14

aatw さん
コメントありがとうございます。

この歌がもとはアメリカのジャズ出身という話は聞いていましたが、男と女の立場からの歌いわけがあるんですね。
初めて知りました。

投稿: Martin古池 | 2006.10.08 23:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 私の青空:

« 早かった…この1週間 | トップページ | 朝市コンサート 9月10日 »