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2006.08.25

斎藤君フィーバー…

駒大苫小牧との激戦の末、優勝旗を東京に持ち帰った早稲田実業。
決勝はもちろんだが、再試合も息づまる投手戦でしたね。

もちろん!
地元北海道の駒大苫小牧を応援してましたよ、僕は…
でも…最後はどちらも頑張れという心境でした。

両校とも必死の思いで戦い、リードする早稲田実業にあと1点まで追いすがった最終回。
最後のバッター田中もファールでねばったけれど力尽き空振り三振、ゲームセット!
最後まで頑張った駒大苫小牧は立派でした。

追いすがられながら、最後によりきった早稲田実業も立派!

両校に惜しみない拍手を送ったのは僕だけではないでしょう。

気になることがひとつあります。

優勝した早稲田実業の斎藤投手。
ハンカチ王子
なんてニックネームもらって渦中の人になっています。

斎藤君をめぐるフィーバーぶり。

たしかに、感情を表に出さず淡々と投げ続ける姿は好感度100%
今時の若者というよりも、昔の若者のイメージですよね
男はだまって…!
なんてね

マスクも端正でまるで歌舞伎役者みたいだしね。
女子中高生が黄色い声を上げるのは大いにわかる

でもね、それを煽るようなマスメディアの対応。
スポーツ新聞もそうだけど、ワイドショー…
これが、気になる。

というか…
不快感100%!!

たしかに斎藤君は頑張った。
さわやかな感動を運んでくれた。

でも斎藤君一人が頑張っての優勝ではないでしょ!
ナインがいて、ベンチがいてのチームプレーがあっての優勝ってもんだよね!!

ほかのメンバーだって面白くないよね。

どうにかしてスーパーヒーローを作り上げて、煽りたて…
売り上げ倍増に結び付けたい、視聴率アップにつなげたい…
そんな魂胆が見え見えって感じだよね

多分、ヒーローに祭り上げられている斎藤君本人が一番面食らってるんだろうな。

若者の心は繊細で傷つきやすいものです。
(若者に限ったことではないが…)
反面、天狗になり慢心に陥りやすい危うさも…

マスコミの過大評価に慢心し、期待される結果を出せず
消えていった若者たちが過去どれだけたくさんいたことか…

石原慎太郎都知事との面会でこんなコメントをしたそうです。

これからは早稲田実業の生徒として、
謙虚さを持ちながら、普通に生活をしていきたいです

実に賢明なコメントですよね。

この謙虚な心を持ちながらこの先も進んでいってほしい
そう願わずにはいられない、僕でした

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