【骨折り日記】 ロー アンド ロー
骨折してから今日で1週間が過ぎた。
松葉杖との一人三脚も1週間になると慣れてくる。
昨日「かざぐるま」の練習を終えて、ギターを背負って家まで1時間かけて歩いてみた。
松葉杖の扱いがスムーズになり、スピードが急に上がったように感じた。
それまで、一人三脚だったのが、一人3.5脚になり、
前後への体重移動が滑らかになったのだ。
今日の仕事からの帰り道
1時間の歩きでその動きを確かなものにしようと思い、試行錯誤しながら歩いてみた。
分かったことは、松葉杖の動きはボートの櫓のこぎ方に似ていること。
ランニングにたとえると負担が大きく、不安定なストライド走法ではなく
小股でチョコチョコのピッチ走法に似ている。
つまり、リズミカルに前進していくのが最も疲れず、スピードが稼げるということだ。
- まず左右の松葉杖を前に振り出す。
- 地面に接地すると同時に体重を前に移動する。
この時怪我をしていないほうの左足を前に振り出す。 - それに続くように右足のかかとで地面を軽くはわせる
これで身体を安定させると同時に重心を後ろに残さず、前への推進力に変える。 - 左足が接地した時、杖は身体の後方に来ているので
すかさずまた前にふりだす。 - このくりかえし。 (大事なのは姿勢をただし胸を張る。視線はやや前方を見すえること)
この時の松葉杖の動き方がボートの櫓に似ているのだ。
そう思うと、自然に口からもれた歌があった
男と女の間には 深くて暗い河がある
誰も渡れぬ 河なれど
エンヤコラ 今夜も 舟を出す
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row Row黒の舟歌 (長谷川きよし)
この歌の調子が実によろしい。
まるで、舟を漕いでるテンポであり、
松葉杖を漕ぐテンポなのだ。
ロー & ロー
ロー & ロー
ふりかえるな
ロー ロー
まさに歌詞そのものではないか!
漕いで、漕いで、漕いで…
ふりかえると嫌になるから、ひたすら前を向いて
漕いで、 漕いで…
このフレーズを口ずさみながら、ひたすら帰宅の道をたどった。
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コメント
こんばんわ!
初めてお邪魔いたします。
私は函館出身です。
函館帰郷懐かしく見させていただきました。
今は結婚してずっと暖かい地方に住んでおります。雪は何年も降らないところです。
あ、出身と言っても住んでたところは、上磯と言う町で、そこから電車通で、函館の高校へ通ってただけですが。。。
もう35年も前のことです。
年齢バレバレですね。
だから市内はそんなに詳しくはないんですが、
それでも記憶の片隅にあり、思い出します。
またお邪魔します。
お足のほうお大事にしてください。
投稿: waka | 2006.05.29 22:49
WAKAさん
いらっしゃい!
上磯出身ですか
懐かしいですね。セメントの町でしたよね。
僕も子供のころ親に連れられて、何度か遊びに行きましたよ。
推察すると、同年代のようで…
あの時代の函館の空気を吸った方からコメントいただくと、ただそれだけでうれしくなっちゃいます。
また、遊びに来てくださいね。
WAKAさんのブログ、拝見しました。
時々遊びに行きます
投稿: Martin古池 | 2006.05.31 19:08