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2006.03.15

「歌謡曲だよ!人生は」 『平凡』編集長の昭和流行歌覚え書

img300 暖かい本に出会えました。

終戦直後から昭和40年代まで芸能誌 『平凡』 の編集長を務めた

斎藤茂さんの著書です。

斎藤さんは大正11年の生まれ。
  僕の父と同年輩です。

子供のころから流行歌好きの斎藤さんの生い立ちからはじまり、

『平凡』 の編集者として『歌謡曲』が生まれる現場に立ち会ってきた半生。

暖かいタッチの文章と挿絵で楽しませてくれます。
  (斎藤さんは編集者であると同時に画家でもあるそうです)

内容は3部構成で語られています。img301

1章  ああ戦火の中に咲いた
      追憶の歌の花々

2章  戦後の歌手
      愛と平和を高らかに

3章  二十一世紀に歌い継ぐ
      心の歌 人生の歌

戦前の歌謡曲を語った1章は、世相を反映した歌の中に民衆の本音がチラリとのぞかせる歌を紹介。

とりわけ、斎藤さん自身が高峰三枝子のブロマイドを胸に死を覚悟して出征するくだり。

敗戦後、捕虜キャンプ場で過ごした数年間を何もない中から野外劇場を立ち上げたくだり。

そしてなによりも、やっとの思いで帰国した時大流行していた『かえり船』(田端義夫)が迎えてくれたというくだり…

自分の父のイメージとだぶってしまいました。

そして2章、3章は戦後の復興期や、高度経済成長の時代

僕の幼年時代耳になじんだ歌謡曲や、

流行歌少年だった僕が口ずさんだ、なじみの歌の数々が登場!

斎藤さんが『平凡』の編集者として、歌手や作家たちとの交流を交えながら展開されていきます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

『平凡』には小中学生のころずいぶんお世話になりました。

付録の歌本を見てはギターをかきむしり、歌いちらしていました。

そのころの編集長が斎藤さんだったんですね。

今思うと、当時の流行歌=歌謡曲ってずいぶん寿命が長かったんですね。

ヒットするまでも時間はかかりますが、

その歌がずいぶん長い期間に渡って親しまれています。

レコード(CD)の売れ行きなんかは、今の方が圧倒的に多いんでしょうけど…

人々の記憶に残るのは当時の歌謡曲の方が多いような気がします。

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