【僕を通り過ぎた歌をたどる旅】 『骨まで愛して』
昭和41年。
僕は小学6年生のころでした。
白黒テレビのブラウン管では髭の濃そうなおっさんが熱唱していました。
骨まで~ 骨まで~
骨まで愛して ほしいのよ…
ぶっ飛びました。
子供心に城卓矢の怪しげな迫力に圧倒されていました。
あの歌い方にしびれまくって…
次の日には登下校中といえば
…ほねぇまぁでぇ~
学校でも得意になって歌っていました。
音楽の授業が始まる前に一人オーケストラで歌ってたんです。
何しろイントロはもちろん間奏エンディングにいたるまでそらんじてましたからね!
(40年たった今でも完璧にできますよ。一人オーケストラを!)
!ゴツン!!
☆☆☆ 突然目から火花が!!!
音楽のノブタ先生のゲンコツ
まじめな音楽青年だったノブタ先生には、
こんな歌を子供が歌うことは許しておけなかったんでしょうね。
そんな一幕もあったんですが…
ダメと言われるほど歌いたくなるのが子供ってもんで…
城卓矢の節まわしにいたるまで完璧にコピーをして歌いまくってた Martin 少年でした。
先日、あるテレビ番組を見ていたら
突然 『骨まで愛して』 が流れてきたんです。
胸が熱くなるまま聞き入っていました。
母校、函館青柳小学校の校舎が浮かんできて…
なぜか白いトレパン姿でオルガンを弾いているノブタ先生の顔も浮かび…
鼻をたらした同級生の顔が浮かんでは、消えました。
恥ずかしながら…
歌詞とはぜんぜん関係ないところで涙してしまったのです。
それにしても、城卓矢さんってホントに声量や歌唱力がありますね。
あの泥臭さもなんともいえない…
もしライブで歌うチャンスがあったら…
思いっきり城卓也をまねて歌っちゃいそう!
小学生にもどって天真爛漫にね!
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