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2006.01.31

星影のワルツ

別れることは つらいけど
仕方がないんだ 君のため
別れに星影の ワルツをうたおう…
冷たい心じゃ ないんだよ
冷たい心じゃ ないんだよ
今でも好きだ 死ぬ程に

一緒になれる 倖せを
二人で夢見た ほほえんだ
別れに星影の ワルツをうたおう…
あんなに愛した 仲なのに
あんなに愛した 仲なのに
涙がにじむ 夜の窓

さよならなんて どうしても
いえないだろうな 泣くだろうな
別れに星影の ワルツをうたおう…
遠くで祈ろう 倖せを
遠くで祈ろう 倖せを
今夜も星が 降るようだ

作曲:遠藤 実
作詞:白鳥園子
 歌 :千 昌夫

『星影のワルツ』 と部落差別について興味深い記事を見つけました。

作曲家の遠藤実は、御三家に代わる新たなヒット歌手を生み出そうと画策していました。
そんな遠藤の頭に閃いたのが一人の男です。
彼は東北出身で、自分のところに弟子入りしてきた男です。名前は
千昌夫といいます。

遠藤は彼のために曲を作りレコードを吹き込ませますが、さっぱりヒットをしません。

そうこうするうちに、ある知人が「この中の詩に曲をつけてみたらどうだい」といって
一冊の同人誌を手渡しました。
それがあとになってみればかの名曲を生み出す素となりました。

遠藤はそれほど気乗りしたわけでもなく、手渡された同人誌をパラパラとめくりました。
その始めの方に掲載されていた一遍の詩が妙に遠藤の気持ちをひきつけました。

その詩は、白鳥園枝という当時は全くの無名の女性が作ったものでした。

遠藤は園枝の詩に妙に心惹かれるものを感じ、それと同時にスラスラと曲が浮かんできたといいます。始めからその詩にはメロディがついていたのではないかというほどに、何か必然的に、自然に一つのメロディが口を突いて出たのです。

(中略)

作詞の裏には哀しい同和(どうわ:人々が和合すること。特に部落開放に関して、差別視をなくすことをいう=広辞苑)の問題があったからです(“星影のワルツ”に秘められた同和間題)。

人々は皆平等と謳われながら、実際には周囲の住民から差別される被差別部落というものは今なお厳然と存在し(「みんなちがって みんないい」)、結婚話の際にはこの”障害”が浮上し、縁談が破談するまでに至ることもまだ珍しい話ではないようです(「2ちゃんねる掲示板>部落と結婚」)。

上にリンクを張った先のページ「“星影のワルツ”に秘められた同和間題」の説明によりますと、作詞は白鳥園枝ということになっていますが、「事実上の作者」が実は別に存在することになるようです。話の経緯からすると、園枝の婚約者だった被差別部落出身の男性ということになるのでしょうか。

【以上抜粋】

全文はこちら

この歌がヒットした1968年(昭和43年)。

僕は小学校6年生でした。

歌好き少年だった僕は当然この歌も千昌夫を真似て歌っていました。

でも小学生だった僕に「別れ」ということがよくわかっていませんでした。

分かれるためには、「つきあう」、愛し合う必要があるわけで…

恋への憧れや好きな娘がいても、恋愛体験などない僕に、

別れの感覚が分かるはずもありませんでした。

そんなわけで、千昌夫の物真似をしてrるわりには
『星影のワルツ』は暗くて、あまり好きな歌ではありませんでした。

むしろ、『星のフラメンコ』や『初恋によろしく』に胸をときめかせていたんです。

やがて僕も大人になり…

人並みに恋をして…

捨てられて…

別れのつらさも分かるようになっていました。

世の中カラオケブームで、行きつけのスナックで『星影のワルツ』に再会。

ギター片手にカラオケをバックに歌い始めました。

そのころは家庭のある女性に思いを寄せる男の歌…

そんなふうに思ってました。

後に、この歌が部落差別の中から生まれたということを知りショックを受けました。

部落民であるがゆえに、好きな人と結婚できない。

そんな視点でこの歌をあらためて見直すと…

男の無念、怨念がにじみだしているように感じられ…

同じ内容の『手紙』(岡林信康)はもっと状況の描写があります。

だから、部落差別のことがストレートに表現されています。

でも『星影のワルツ』には一言もなく…

その分、無念な心のうちがジワリとくるような、気がします。

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僕を通り過ぎた歌たち」カテゴリの記事

コメント

こんちは。
この詩が部落差別での詩だったなんて知りませんでした。

 こんな話を聴いた事があります。

当時、千昌夫はまったく売れてなく悩んでいたとき、ある晩立ち小便している酔っ払いのオッサンが「♪星影の~」なんて・・・・・。

 それを聞いた千昌夫は頑張らなくてはと・・・・。

なんだか泣ける話ですよね^^酔っ払いのオッサンって所がまた良い感じ。

 私も、ついつい鼻歌するような曲を作りたいです。

投稿: しば | 2006.02.01 06:53

しばちゃん

酔っ払いのオヤジの話
いい話だね。
ホントに泣けてくるよね…

音楽に関わるものとしては
人の心にひっかかる歌を作りたいよね。
大作じゃなくてもいい、なにげに生きつづける歌を書きたい…

投稿: Martin 古池 | 2006.02.01 15:41

露の新治さんが次のように書いておられました:
http://park1.aeonnet.ne.jp/~sinjikai/hosikage.html
のでご参考までに。

投稿: nzzkn | 2007.08.18 11:07

nzzknさん


ありがとうございます

僕も伝聞で得た知識でした

霞の新治さんの書かれた文章
大いに 参考になりました

この歌の真偽のほどは、僕にはわかりませんが

ブログという形であれ公に文章を書く以上
いい加減な形で断定してはいけない

そう反省させられました

あらためて
ありがとうございます

投稿: Martin古池 | 2007.08.18 11:29

最初の内容を読んで
「この歌にそういう深い意味があったんだ・・・」と
考えさせられました

が、

後のコメント等を読んで
「本当に いろんな意味で、 深いよなぁ・・・”」と
更に考えさせられました(^^;)

背景はともかくとして

私も子供の頃 この大ヒット曲をきいても
何がどういいのかなんて 理解できるはずもなく

ただ、 
大人になって 詩だけを読むと

本当に こんなにもせつない歌だったのか・・・と
この曲の見方がちょっと変わりました


それにしても

「やがて僕も大人になり…

人並みに恋をして…

捨てられて…」

・・・マーチンさん!

捨てられたんですか・・・!(・ ・)


ウソ~っ! (一。一;;)笑☆

もしかして「・・・さん」

ここで イニシャルトークしたら
読む人が読んだら わかっちゃいます?!(⌒_⌒;)

そんなこと・・・  

しませんからっ!(爆”)

話が 何か違う方向にいきそうなので・・・(((^^;)(;^^) ))

無理矢理戻して 別な歌 「ハナミズキ」

これは 何でも テロのことを歌った歌だとか・・・

でも、
私も聞いたお話なので 真偽の程は わかっていません

だけど 「ハナミズキ」

この歌は 本当に好きな歌です!°・:,。★\(^-^ )♪


投稿: sunny | 2008.11.23 21:47

Sunnyちゃん

でへへのコメントありました

大いに振られました
完膚なきまでに振られ、捨てられました

 あちゃー!

です


この歌の深さ、良さはやはり大人でなきゃわかんないよね

聴く人の身に置き換えて意味を成してくるもんですもんね、歌ってのは

実は!

「ハナミズキ」

先月会社の後輩連中の結婚式で、目の前で本物の一青窈さんの歌を聴きました

花嫁さんと同級生だそうで、同級生が数人コーラスを入れつつアカペラで歌ってくれたんです

ボクのすぐ頭の上でした

テレビで見た時はそれほど歌いたいと思わなかったんですが、実際に目の前で歌うのを聴くと…

うわ!
いい歌
俺も歌いたい!!

って思っちゃいます

やはりナマが一番だと思った瞬間でした

投稿: Martin古池 | 2008.11.24 17:54

「星影のワルツ」の背景については、知りませんでした。知ると印象が変わってきます。リメイク(氷川きよし版)されていますが、過去の話になったのでしょうか。
ホームページで記事をご紹介(リンク)させていただきます。ご了承願います。

m(_ _)m

投稿: 踊る人形 | 2010.08.18 04:27

踊る人形さん

どうぞお使いください

投稿: Martin古池 | 2010.08.20 09:47

http://amenbou.exblog.jp/10244558/
をご覧ください

星影のワルツ は部落差別の唄ではありません

投稿: 評治朗 | 2010.09.29 21:01

評治朗さん

ありがとうございます

熟読させていただきました

僕にはこの歌のできた本当の背景については正直わかりません

一人の人物の「ホラ」が一人歩きしてしまったというのもうなづける話です

僕自身この歌を歌う時は部落差別の歌というふうには歌いません
一人の男と一人の女の物語という風に解釈しています
具体的な背景の奥底に潜む人間の普遍性が大切だと思うからです
(この歌ならたとえば「悲恋のやるせなさ」とでもいうのでしょうか)


ちゃんとした事実関係を把握していないのに

  「部落差別」の問題が背景にあるらしい

というようなことを言ってはいけないと、あらためて肝に銘じました

評治朗さんの秘められたご批判に感謝いたします

投稿: Martin古池 | 2010.09.30 14:29

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