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2005.12.19

寒風吹き抜ける清津峡

DSCN2092 ガサガサ・・・

ガサガサ・・・

晴れ渡った冬空…DSCN2089

枯葉を踏む、乾いた音だけがひびく

清津峡キャンプ場へ下る山道は落ち葉でしきつめられていた。

シーズンオフの清津峡にぶらりと立ち寄った。

人気のない清津峡は静寂そのものだった。

ざわざわ・・・

ざわざわ・・・

風にあわせて、枯れ枝が互いにこすられて音にならない音を立てていた。

カーン!!………

DSCN2072 時折、竹林で竹がぶつかる音が静寂を打ち破るようにひびく…

後はまた静寂…

五右衛門風呂のドラム缶がたおれてころがっている。DSCN2069

管理人小屋の屋根代わりのシートのヒモが1ヶ所はずれて、風にばたついている。

広場には枯葉が舞い落ち、それが積もっている。

谷間のキャンプ場は、真昼だというのに尾根にさえぎられ日がささない。

静かさと寒さだけが身をつつみこむ。

ベンチに腰をおろし、目をつむる。

そのままじっとしている。

何を考えるでもなく、何を思うでもない。

ただひたすら座り続けていた。

………………………

どれくらいたったか分からないが、身体が冷えきり、腰を上げた。

コーヒーを沸かし、タバコに火をつける。

熱いかたまりが喉から胃袋に落ちていく。

DSCN2079 ザックからケーナをとりだし、気のむくままにアドリブで吹きはじめる。

鋭い音が谷間から山肌にぶつかって跳ね返ってくる。

こんな時、いいメロディが浮かんでくる。

浮かぶままに音にしていく。

ケーナから流れ出した音は宙に舞い、消えてなくなる…

シャボン玉みたいだ。

急に哀しくなり、吹くのをやめた。

ふたたび広がる静寂の世界…

寂しさに耐えられなくなり、清津峡を後にして山道を登りだす。

枯葉にうずもれた山道を踏みしめながら思う。DSCN2088

今の俺には、

こんな時間が必要だったんだろうな…

忙しさに追われ、走りまわっている自分。

わずかであっても、その時間を断ち切り、心を開放することは大切なことに思える。

なんとなく満たされた気持ちで帰路につくことができた。

DSCN2107

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