織江の唄 山崎ハコ
遠賀川 土手の向こうにボタ山の
三つ並んで見えとらす
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたに会いとうて 烏峠ば 超えてきた
そうやけん 会うてくれんね 信介しゃん
すぐに田川へ帰るけん
織江も大人になりました月見草 いいえそげんな花じゃなか
あれはセイタカアワダチソウ
信ちゃん 信介しゃん
うちは一人になりました 明日は小倉の夜の蝶
そうやけん 抱いてくれんね 信介しゃん
どうせ汚れてしまうけん
織江も大人になりました香春岳 バスの窓から 中学の
屋根も 涙でぼやけとる
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたが好きやった
ばってん お金にゃ勝てんもん
そうやけん 手紙くれんね 信介しゃん
何時か何処かで会えるけん
織江も大人になりました
山崎ハコが歌う『織江の唄』のもつ情感を「青春の門」を読んでみてあらためて納得がいきました。
この唄は前から知ってたし、心に妙にひっかかる唄でした。
昨夜電気を消して、ヘッドホンであらためて聴きなおしてみました。
ギターのシングルトーンが切なく、ハコさんのウェットな声質がやけに哀しかった。
森田童子の虚無的な切なさともちょっと違う。
中島みゆきの「うらみます」とどこか同質で、やっぱりちがう。
(そういえば、みゆきさんは『うらみます』をレコーディングした時スタジオを真っ暗にして歌ったとか。)
切ないんだけど、やさしくて、かわいらしい・・・・・・のかな?
織江も大人になりました
この1フレーズだけが標準語なんですよね。
これって多分、織江が子供から大人になっていく時間的なものと、信介との距離感を表しているような気がして・・・
多分、このフレーズが切なさにつながっていくのかな・・・
なんて思ってました。
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