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2005.08.19

「風に吹かれて」 五木寛之 

Pim0008 このところ、五木寛之に凝ってます。

「青春の門」を読んでからのことです。

五木サンは1932年に生まれだから僕よりふたまわりほど上になります。

つまりは僕が生まれたころ、五木青年は荒野をめざしていたわけです。

「青春の門」では主人公の伊吹信介は昭和30年に、ぼくが生まれたばかりの函館に放浪してきました。まさに「風に吹かれて」

実際の五木青年も、この年九州から上京して、風に吹かれるまま放浪していたようです。

五木寛之が描く世界というか、彼の感じる生き方に共鳴しています。

何が、どのようにと言われるとちょっと答えようがないんですけどね。

戦中派の彼の美意識と戦後派のぼくの美意識が共通するとも思えないんだけど・・・

うん、判る!その感じ!

というのが、やけに多いんです。

キーワードは放浪、風に吹かれて、荒野をめざす、望郷・・・

なんてとこかな?

そういえば、高校生のころ「青年は荒野をめざす」を読んだ記憶があります。

内容はすっかり忘れてるけどね・・・。

フォークルの『青年は荒野をめざす』に触発されて読んだんだと思いますが・・・

父親の影響で、人生を旅路にたとえる習慣がぼくにはあります。

それも目的のある旅ではなく、旅をすること自体に目的あり・・・みたいな・・・。

だから

道草にこそ、人生の妙味がある

なんてうそぶいちゃったりするんですよ。

父親は大佛二郎の「旅路」の名文句の影響なんだと思います。

でも門前の小僧よろしくそのセリフをつぶやくうちに、いつしか本気でそう思い込んでしまったのがぼくなんでしょうね。

ともあれ、はなはだ腰の落着かないぼくですから、五木サンの描くこんな光景はたまんない

風に吹かれてさすらって、一時のめぐりあいに思いを燃焼させる、あげくのはてに傷ついて、傷心をかかえて旅に出る。旅に出てはみたものの、さすらいのはてに故郷を思う。なれど夢は荒野をかけめぐる。

で、「風に吹かれて」なんだけど、これは五木サンが30歳をこえたあとに書かれたエッセイ集です。戦中派の彼の目から見たこと、感じたことを放浪者=さすらい人の視点でコメントしています。

ご一読されることをおすすめいたします。

【おまけ】

戦後派を仮に昭和20年代生まれとすると、ぼくも一応末席に座らせていただいています。そのぼくらの時代の象徴のひとつにボブ・デュランがいます。

そう、Blowin'in the wind (風に吹かれて)やライク・ア・ローリングストーンのボブ・デュラン。

若いころ、自分をこんな風に位置づけていきがってました。

風に吹かれ 

転がる小石のごとき 

我なりき

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コメント

んー五木さんはいいよ、ホント、俺の青春だよ、このごろは「生きるとは」になってきていて、宇宙、仏教、神、悟りの世界のなってきているよ、人間良い意味で枯れてくるのだなーと思うよ、おれもそろそろ枯れていかないと(笑

投稿: 泉田 | 2005.08.20 10:18

ハッ ハッ ハ…

枯れた泉田君を見てみたいもんだね。

五木サンもいろんな放浪をくりかえして仏教や悟りの世界を垣間見るようになったんだろうね。

おいらはまだしばらく放浪がつづきそうだなぁ。
で、気がついたら枯れはててボキッと折れてたりしてね・・・。

投稿: Martin古池 | 2005.08.20 17:10

俺は煩悩がまだあるから当分枯れないよー。水戸氏が来月戻ると連絡来たが、残念出張とぶつかり会えない、まークラス会で会うか?全然進んでないが、来月15日までにびしっと決めるよ(笑、17日から29日まで長期出張なもので…

投稿: 泉田 | 2005.08.22 15:51

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