ハリー・ベラフォンテ… すっげぇ!
先日、いとこのエンちゃんからハリー・ベラフォンテのビデオを送ってきました。
ベラフォンテが70歳くらいのときのコンサートです。
若いころとまったく変わらぬ風貌に、かりこんだ短髪。
でも目のまわりのシワ、まっしろの頭・・・
年輪を感じるコンサートでした。
デーオ・デエエオ・・・
名曲『バナナ・ボート』で有名なカリプソの大歌手です。
子供のころ歌詞の意味も分からずまねしていました。
デーオ・デエエオ・・・
イデデ イデデ イデデオ・・・
僕の記憶の中にあるベラフォンテは若く、ものすごい声量で聞くものを圧倒していました。
テレビのブラウン管の中で太い竹をたたきながらマイクもなしに歌っていた姿が印象に残っています。
70歳のベラフォンテはさすがに声量も衰えていましたが、かすれた声に何か深いものを感じさせてくれます。
コンサートの最後に会場を巻き込んで『さらばジャマイカ』や『バナナ・ボート』をやってるときは、涙が出てきちゃいました。
老いてなお盛んなり!
ハリー・ベラフォンテ
すっげぇ!!
老いた時には老いた時の歌い方があるんだというお手本を見せてもらいました。
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コメント
「今まで日本に来た外国の歌手で、一番感動したのはハリー・ベラフォンテ
だった」
親父が若いころを思い出すようにそう言っていたものだった。
ハリー・ベラフォンテ。60年7月(昭和35年)の初来日。
何でも当時CM抜きで公演をテレビ放送した時の話らしい。
それはチケットなんて買えないお金がない人にも、テレビを通して同じステージを味わってもらうために、
彼のギャラから当日の放映料をまかなったらしい。
「一枚の衣装で最後まで歌ったんだ。着替えてたら時間内で曲数がへっちゃうだろ・・・」
彼のそんな精神は、後の”We are the world”参加にも現われているし、
今でも世界情勢に関して意気盛んにメッセージを語っているらしい。
昭和30年代。戦争終えて十年弱。
まだまだ貧しかった日本に、心きらきらとした勤労青年は白黒テレビの前にいた。
きっと冷房のない部屋で汗をぬぐいながら・・・。
投稿: MATSUMURA | 2005.07.31 15:01
我が家にテレビが入ったのは、多分昭和34年頃でした。
皇太子と美智子妃殿下のご成婚をテレビで見たような記憶が残ってます。
当時としては、早かったんだろうと思います。
祖父母の隠居所が増築された時に一緒にテレビが来たような気がします。
多分、ぼくがベラフォンテを観たのはこのおじいちゃんのテレビだと思います。(MATUMURA君のいう初来日のものではないと思いますがね…)
「わしゃぁ、ジャンズ(JAZZ)は嫌ぇだわい」という人だったから、目を盗んで見たんでしょうね。
子供心にあの迫力は忘れられませんでした。
投稿: Martin 古池 | 2005.08.01 17:09