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2005.06.07

若き日の音楽道場 「いずみ」を訪ねる

3 若いころ、毎日のように通いつめた喫茶店があります。

越谷は蒲生旭町の喫茶「いずみ」というお店です。

初めて「いずみ」に行った時、壁にギターがかかっているのを見つけ思わずマスターに声をかけてしまいました。

ちょっと弾かせてもらえませんか?

そこから始まった「いずみ」とのつきあい…

写真集団「独」という、若い写真家グループや絵描きの卵。
芝居で身を立てようとする若者。
神輿にすべてをかける人。
そして若い音楽好きたち・・・。

店にはそんな連中がたむろしていました。

ぼくらは毎晩店に集まってはカウンターにぶら下がって議論をくりかえしました。(当時カウンター族と呼ばれていた)
共通の話題はそれぞれの分野でいかに自分を表現し、人に認められるかということでした。

ミュージシャンの卵は店の片隅にあった小さなステージで弾き語り、写真家や画家たちは自分の作品を店に展示させてもらっていました。

マスターの弾き語りも天下一品で、説得力で群を抜いていました。

そんな雰囲気の中でボクたちは切磋琢磨をくりかえし、自分のスタイルを築きあげていったのです。

やがてボクは引越しをきっかけに、「いずみ」に行くチャンスが減り、独り立ちをはじめました。越谷のライブハウス「ぶどうの木」での活動がメインになっていったのです。

喫茶「いずみ」も喫茶店からレストラン風に姿を変え、地元にしっかり根をおろしていきました。マスターの音楽活動も、店での弾き語りからウクレレ教室の開設などに重点が移っていったようです。
その後、「いずみ」は改装し、マスターの音楽の夢は「カラオケルーム」という形になりました。DSCN1458

毎月送られてくる「いずみ瓦版」にボクのことが載っていました。
流通団地での「朝市ライブ」のことを紹介してくれていたのです。izumi1

お礼かたがた、数ヶ月ぶりに顔を出し、カラオケ三昧。

歌いながら20年前のことに思いをはせていました。

あの「いずみ」時代がなければ、今のボクはなかったんだろうなぁ…。
あの時代がなければ、もっとちがったスタイルになっただろうし…
ギター1本で歌うことを覚えていなければ、音楽活動が続いたかどうかもわからない…。

今年還暦を迎えるマスターに心ひそかにつぶやいていました。

あの時代を・・・

ありがとう。

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