ジーコ…!
ピッ ピィ~…!!
試合終了のホイッスル。
淡々とした気持ちで聞いていた。
もっと興奮するかと思っていたのに、意外と冷静。
試合も一言も発することなく、画面を見つめていた。
この3年間、ハラハラ、ドキドキの連続だった。
試合内容とその結果に一喜一憂してきたけれど、心のどこかではドイツにいけるだろうと思ってきた。
ほとんど信じてきたといったほうが近いかもしれない。
僕のまわりでも、試合が終わるたびにジーコ更迭論や中田不要論がとびかった。
そのたびに、ボクは苦い思いをかみしめてきた。
何の根拠もないけれど、ジーコや中田を支持してきた。
一度まかせたんだから、もっと長い目で見てやろうよ。
そう思いつつもなかなか口に出せないでいた。
なぜって?
ジーコの人の起用法に首をかしげることが多かったし、ゲームプランも良く理解できなかったから。反論する根拠があまり見つからなかったのだ。
だからつい、くちごもりながら黙ってしまう。
現役時代のジーコはある意味僕のアイドルだった。
というよりも「白いペレ」はあこがれのブラジルサッカーの象徴だった。
そのジーコが批判の矢面に立たされているのはつらかった。
「名選手、かならずしも名監督にあらず」
これは真理かもしれない、と何度も思った。
釜本だって監督としてはけっして成功したとは思えない。
(ヤンマーでもガンバでも…)
ペレもけっして監督をしようとしなかった。
でもベッケンバウアーやクライフは名監督だった。じゃ、ジーコはどうなんだ?
この3年そんな自問自答をくりかえしてきた。
ワールドカップまであと1年。
ジーコに対する自問自答は本大会が終わるまで続くのかもしれない。
でも最後の最後にはジーコでよかったと思っている自分をイメージしている。
ジーコが植え付けようとしている「大人のサッカー」。
僕はおおいに共鳴する。
選手を信頼するというよりも、選手の自主的成長をうながすという考え方が好きだ。
そしてその根底には勝負に徹する厳しさが前提として流れている。
(それを体現しているのが中田英寿のように思う)
本大会が終わった時、成長した日本代表をぜひこの目で見たいと思う。
そしてその時こそ、こう言いたい。
ありがとう。ジーコ!
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