旧友再会 登別のジョン・レノン風
幕張メッセちゅうとこに初めて行ってきました。
フリーマーケットのどでかいやつが開催されてたのです。
目的はフリーマーケットじゃなくて、高校時代の同級生、泉田に会うため。
フリーマーケットとあわせて「北海道物産展」みたいなのが開かれてたんです。
この北海道物産展というか、屋台村みたいのに泉田もラーメン屋の一員として登別から上京していました。
泉田は高校時代の音楽仲間というか、悪友というか・・・。
当時は今にも折れそうな細い身体でベースを弾いてました。なんとなくジョン・レノンに似ている奴でした。
今は登別で望月製麺所というラーメンの麺屋さんのオヤジをやっています。今回は麺を卸してるラーメン屋さんの手伝いで上京したのです。(多分・・・)
ごった返すフリーマーケットには目もくれず人の壁をかきわけ、かきわけ・・・
めざすは北海道屋台村!
あるワ あるワ なつかしの北海道が!
函館朝市の海鮮弁当、森町のイカ飯弁当、長万部のかに弁当・・・
ああ なつかしの函館本線!
そして・・・
おいおい、ラーメン屋が何軒もあるじゃねぇか!
どこにいんだよぉ。
ぐるりとまわったけど、泉田は発見できず・・・
もうひとまわりと思って歩き出すと・・・
な なんと
あのなつかしのジンギスカン!
それも滝川町は松尾ジンギスカンが出店してるじゃないの!
食べましたよ、子供のころよぉく食べましたよぉ!
川原・・・だったかな?どこだか覚えてないけどおてんとさんの下で、よぉく食べましたよ。
あの「松尾のジンギスカン」が今、目の前に!
泉田のことなんかころりと忘れて、列に並んでました。
しばらくならんで・・・・・・
おいおいおばちゃん割り込みはダメだよ。おいらのが先だよ!
で、やっと順番が・・・
「わるいねぇ。肉焼けるまであと10分ぐらい待ってくれないかぃ?」
と、巨大なジンギスカン鍋の向こうでお兄ちゃんが・・・
「松尾ジンギスカンって、あのジンギスカンかい?何十年も昔からある?」
「んだ。そのジンギスカン!なんにもない町、滝川の松尾ジンギスカン!」
「オレ、食ったんだよ。ガキのころしょっちゅう!なんもないころマトンは安かったからなぁ。
そのころはジンギスカンの鍋なんて手に入らなかったから、タイヤのホールキャップで焼いたような気がするなぁ…。
もう、何十年も食ってない。」「お兄さんも北海道の人かぃ?したら少しまけてやっからね。野菜の大盛だ!」
てんこ盛りのジンギスカンをほおばりながら、涙腺がゆるんでました…
泉田との再会はあとまわし。腹ごなしのためにフリーマーケットをひやかすことに。
セガレもこの広い会場のどこかに来てるはずなんだが、あまりの人・・・人・・・人・・・
探す気にもならず、ふたたびラーメン屋の方に。
「鉄平ラーメン」という屋台がやけに行列が多いのでのぞいてみると・・・
いたいた、バンダナを巻いた泉田が麺打ちをしてました。
で、行列の最後尾に。
泉田はあいかわらず折れそうな身体で、汗まみれになってました。
ニヤニヤして泉田を見てると、向こうも気がついたみたいで
「おう! ちょっと待っててくれ。いそがしくて・・・」
8年ぶりに会った泉田は、多少貫禄はついたけどやっぱりジョン・レノン風でした。
「北海道にさぁ、(近藤)房之助よんでライブやってもらったんだけど、
こっちは金がないの分かってるのか、安くきてくれてさぁ・・・」
やはりのっけから音楽の話。前ふりなしで一気に8年間を飛び越えてしまいました。
わずか15分くらいの再会。でも充分満足・・・。
「鉄平ラーメン」も化学調味料を使ってないというだけあって、素朴な味噌の旨みがでてました。
旨かったですよ。
みなさん、北海道の室蘭に行く機会があったら輪西駅近くの「鉄平ラーメン」に行ってあげてください!
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