「半落ち」 司法は人の心まで裁けるのだろうか?
正月に劇場で見そこねた映画でした。
劇場に行った友人から進められてはいたのですが、チャンスがなくて。
で、満を持してテレビの前に腰を下ろしたのでした。
警察、検察、報道、弁護士。
それぞれの立場から、元警部の妻殺しの真相を解釈していくわけですが、それぞれに思惑があるわけで…。
最終的に司法の場で判決という形で決着をつけざるを得ない法治国家のさだめ。
人の心の奥底を人が理解し、しかもそれを裁くということが本当に可能なのか…?
考えちゃいました。
法に照らして罪を犯した人を裁くのが司法のお役目。
でも人がなぜ法を犯さざるを得なかったのかというところまではなかなか踏み込めない領域ですよね。
「情状酌量」という形で配慮しているんだろうけどね…
どうしても ? マークが消えないのです。
それにしても配役がみな、いい味を出していました。
寺尾聡さん、明日は「優しい時間」の最終回ですね。寡黙な役回りは寺尾さんの個性なのでしょうか?
割り切れない、煮えきれない、裁ききれない純君。いや吉岡君。いかにも君らしい役回りでした。
正義感の塊、柴田恭平さん。さすがです。最後のシーンで護送されていく車に向かっての敬礼。胸がジーンときました。
エンディングに流れる森山直太郎君の『声』。ちょっと涙が出ました。
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 駅 STATION(2024.11.25)
- 涙がしらずにあふれてきたのさ(2024.07.01)
- 映画「風立ちぬ」(2020.10.08)
- 【満男の涙】(2020.01.31)
- 「風と共に去りぬ」(2020.01.14)
コメント