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2005.03.03

ちびくろ・さんぼ復刊へ(共同通信)

 黒人差別を助長するとの抗議を受け、1988年に絶版となった岩波書店発行のロングセラー絵本「ちびくろ・さんぼ」(フランク・ドビアス絵、光吉夏弥訳)が別の出版社から4月上旬に復刊されることが3日、分かった。新しい版元となる「瑞雲舎」(東京都港区)には書店からの注文が相次いでいる。「ちびくろ・さんぼ」は、英国人女性ヘレン・バンナーマンさんがインド滞在中に執筆、十九世紀末に英国で出版。

[共同通信社:2005年03月03日 12時05分]

記憶の中に残っている「ちびくろさんぼ」は黒人の子供だった。
まだ文字が読めないほど幼い頃、講談社のゴールド版という絵本シリーズで母親に呼んでもらったイメージが強烈に残っている。
今でも残っているイメージはトラがバターになるシーン。幼稚園だか小学校だったか学芸会で上の学年が演じるその劇を見たような気がする。


自分に子供ができて、小学校に上がるころ「ちびくろさんぼ」は人種差別ということで絶版になった。1988年だという。

確かに当時は言葉ひとつにやたら「差別用語」とかレッテルを貼る風潮があった。
僕にしてみると、それがなぜ差別にあたるのか良くわからない内容も多かった。

「ちびくろさんぼ」もそのひとつだった。
僕の目にはこの物語のどこが差別にあたるのかさっぱり判らなかった。

『ワシントン・ポスト』の記事がきっかけだそうだ。日本のデパートに黒人の特徴をデフォルメしたマネキン人形が置かれていると報じたのだ。

笑ってしまうのは岩波書店が『ワシントン・ポスト』の批判があったため、アメリカの国民感情を配慮して自粛したのがきっかけでいっせいに他の出版社も自粛・絶版してしまったということだ。大して議論もなしにだ。
日本的だなぁと思わざるをえない。
『イムジン河』の発売禁止・放送自粛と同じではないか。

大切なのは、批判されている物語や歌の本質は何か、魂は何かを見極めることではないか?
その上で、「差別的」な内容や「不具合」も含めてとらえるべきではないかと思うのだがどうだろうか?

「ちびくろ・さんぼ」の復刊はその意味からも歓迎したい。
子供たちに読み聞かせてやるには彼らは大きくなりすぎたけれど…


  →「ちびくろ・サンボ」の絶版と復刊についての灘本昌久氏のサイト


ちなみに昔、カルピスの商標に「ちびくろ・サンボ」が使われていました。

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 もう出ないものだと思い諦め、二年ほど前にオリジナル版を購入してしまいました。復刊するならもう少し待てば良かったです。岩波版に親しみ成長してきた身には、やはりバ... [続きを読む]

受信: 2005.03.06 16:30

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