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2005.03.20

やっと歌えた『退職の日』 街角ライブ 3/19

♪~ 公園のD51は 退職した後
   ほんのわずかばかりの レールをもらって
   もう 動かなくなった♪~
                     『退職の日』

長いこと心の中で暖めてきた歌でした。

「歌いたい。いつか歌いたい。でも今はまだ歌えない…」

今日の街角ライブのテーマは子供の旅立ちと見守る父。
時は3月、卒業シーズン。
巣立つ息子と、見送る父親。それぞれの立場から歌を展開していきました。

①『青年の樹』   20歳の誕生日に父が植えてくれた記念樹。青葉はしげったが、父の手は枯れていた…
②『浪漫鉄道』   夢を追いかけてふるさとを飛び出した若者の歌。
③『マイ・ボーイ』  子供の寝顔を見ながら、息子の飛び立つ日に思いをはせる父。そしてそれはいつか来た道…。
④『野風曽』     旅立つ朝、冷酒を一緒に干そうと父。
⑤『案山子』     お前がこの家を出て初めての春。元気でいるか?街にはなれたか?友達できたか?
⑥『父さん』     年々まるくなっていった父さんの背中。そして長い歳月を経て今でも僕はこの街で歌っています…
⑦etc.……

手馴れたこのテーマにからめて『退職の日』を今日こそ…。
ころあいもよく、お客さんも集中して聴いてくれている。

沈黙……。

  ん…?

と、お客さん。

一瞬の緊張感。

大きく息を吐き、おもむろに歌い始める。

   ♪ 公園のD51は 退職した後… ♪

冒頭は意識してスローテンポで、淡々と。

本メロに入りテンポアップ。
あくまでも淡々と父の人生を語り、
さびで初めて感情を少しだけ吐露。

そして再び冒頭のメロディに戻って、スローテンポに。

  ♪ 公園のD51は 退職した後… ♪

山道を力強く駆け上っていく蒸気機関車をイメージしながら…。
そして最後はフェードアウトしていく機関車。


歌い終わって、一瞬の沈黙が流れました。
そして拍手が。

この一瞬の沈黙を感じたとき、歌いきれたと実感。

今回は感情に流されずに歌うことが目的でした。
この歌の練習中、何度も胸がつまり歌えないこともありました。だから初演の目標は淡々と歌うことでした。

歌い終わった後の沈黙を感じたとき、最初の目標はもちろん、何がしかの思いを伝えられたように思いました。

今回の街角ライブはこの『退職の日』をきっちり歌えたことがすべてだったように思います。

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