往年のギター少年
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私たちがギターに目覚めたのは今から37,8年前のこと。自動車持ってれば金持ち、電話有る家金持ち、カメラ持っているガキ金持ちの子、革靴履いてるガキ金持ちの子、スキー持っているガキ金持ちの子なんて時代だった。外車持ってるなんてどんな金持ち?外国旅行なんてする奴どんな金持ち?ともかく良くても悪くても舶来ものはトレンディで金持ち、格好いいの象徴みたいなモノだった。それで見たことも無いやっぱりギブソンの音は最高だよ、やっぱりフィンガーはマーチンだねとか、レコードを聴いてはこの音はなんてやっていたんだな。やっぱりギブソンとマーチンがアコースティックの両雄だった。
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ギターはやっぱり マーチン?
TAKUYA君のサイトを見ていて、音楽に対してピュアだった時代のことを思い出していました。
音楽だけじゃなく、見るもの聴くもの全てに新鮮な驚きを感じていた若い時代があったんですよ。僕にも。
特に中学、高校時代なんて今思うと我ながら微笑ましくなるくらいです。
僕の出た函館市潮見中学校の校訓にこんなのがありました。
1.いつもなぜかと問いをもとう
2.美しいものに驚きをもとう
まさにこれを地でいってたところがあります。
ご多分にもれず決して裕福でなかった我が家の経済事情から、僕が中学時代手に入れたギターはネックのそりかえった中古品。お年玉をためて5000円で買った記憶があります。
レコードプレーヤーなんかないからもっぱら真空管ラジオに耳を押し当てて聴き入っていました。洋楽・邦楽とわずに。
放送委員の特権をフルに活用して放送室でレコードを聴きまくってもいました。(その時放送室で録音したオープンリールのテープはいまだに宝物として残っています)
練習さえすればレコードのように弾けるようになると無邪気にも思ってましたもんね。
TAKUYA君も書いていたけど、当時はタブ譜なんてもんはないから聴いて真似するわけですよ。ところが完コピなんてできるはずもなく、落ち込むわけで…。
(僕のセガレどもは二人ともタブ譜を見ながらコピーをしている。でも僕はいまだにそれができないんです。いまだに耳を頼りにコピーをしている。それも自分の都合のいいように、弾きやすいようにやってるわけだからコピーなんかじゃないわけです。)
てなわけで、中学・高校と耳だけは妙に肥えてしまって、この音はギブソンだ、マーチンだ、なんてやるわけ。
あこがれましたよ。ギブソンやマーチンに。
僕が初めてマーチンを手に入れたのは40歳を過ぎていたかな。ずーっと高嶺の花だったマーチンを買う気になれたのは、親父が死んだ後でした。
それまではいろんなギターを渡り歩いてきました。
ヤマハだったり、グレコだったり、オベーションだったり…。
でもあこがれのマーチンやギブソンが買えなかったんです。
なんだか怖くて。
まだマーチンをもてるほど上達してないとか思ったりしてました。
思い入れたっぷりに買ったはいいけど、もし期待通りの音じゃなければどうしよう…、とか屈折した思いもありました。
親父が死んだ時思いました。
「もう頼る者はなくなった。自分で行くしかない」
で、最初に起こした行動がマーチンを買うことでした。
以来10年、僕のメインのギターはマーチン。ステージに路上にとフル回転しています。
サブとしてシーガルやサイモン&パトリック、ヤマハなんかも使ってます。でもここ一番はやっぱりマーチン。
話は変な方向に来てしまいましたが、往年のギター少年 TAKUYA君の記事は一見に値します。
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