『風のコンサート 2004秋』
今回で何回目になるのだろうか。
「かざぐるま」を作って7年。結成2年目から『風のコンサート』をはじめた。
今まではパーカッションやベースのあるステージだったが、吉田政美が声楽勉強の武者修行中で活動休止。
3人だけでやるのは初めて。
オカリナ2本とギターだけのシンプルなステージでどこまでできるのか。
シンプルになればなるほど正確なアンサンブルが要求される。どこまで精度を上げられるか。
これが今回のコンサートの課題だった。
脇役のパーカッションやベースにどれだけ助けられていたかを練習段階から痛感していた。
そのことでメンバー内では議論もあった。ペースメーカーとしてのパーカッションの助っ人ほしい等。
結果的に3人だけでやって正解だと思っている。
オカリナアンサンブルの難しさは、息の出し方ひとつで微妙にピッチが変わってしまうことにある。
1本で吹いているときや、パーカッションベースがあるときはそのまま気づかずにいってしまえる部分があった。
でも2本のアンサンブルということになると微妙なピッチの差が表面化する。今まで以上に互いの音を聞きあわなければ音楽として成立しない。
それが意識的にできるかどうか。「かざぐるま」として今後音楽活動を維持できるかどうかの試金石になると思っていた。
ステージの録音を聞くと技術が足りない点やミスなど多々あるが、課題は全体としてクリアされたように思う。
今後は精度をさらに高めていくことが課題になるだろう。
オカリナ2本のアンサンブルの精度。ギターとのアンサンブルの精度。これがしっかりしてはじめて他の楽器とのアンサンブルが成立するように思う。
コンサート自体は曲の構成やアレンジに工夫を凝らしいい内容になったと思っている。
昼の部、夜の部合わせて180人ほどのお客さんのアンケートにもそれが反映されていたと思う。
ほとんど全員がアンケートに応じてくれたこと。ほとんどが好意的に受け止めてくれたていたこと。さらに建設的な意見や提案が多かったこと。
ありがたいと思う。こういうお客さんに支えられているからこそ「かざぐるま」も7年間続けられたのだとあらためて思う。
最後に毎回サポートととして裏方を勤めてくれる皆さんや、音のバランスを聴いてアドバイスしてくれた吉田政美に感謝します。
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