街角ライブ 8月21日 阿波踊りの喧騒の中で
今日は南越谷名物の「阿波踊り」パレード。
駅周辺は大変な賑わいで、演奏どころではなくなる。
去年はその中でスタンバイして祭りが終わる9時を待っていた。
今年はうまい具合に『コーポ南越谷 夏祭りコンサート』とぶつかった。
『夏祭りコンサート』を終えて駅に着いた時はすでに9時半を回っていたが、喧騒はまだまだ続いていた。
アンプを使えばライブになるのだがすでに若者が一人、近くで演奏を始めていたのでアンプはやめて生演奏にした。
雑踏と喧騒、若者の激しい演奏にかき消されがちだったが、淡々と歌い続けた。過去の経験からそういう中でも淡々と演奏を続けることで少しづつ聴いてくれる人が集まる。それがやがて大きな輪になる。「あせらず、あわてず、あきらめず」の精神で、じっくりとやった。
幸いマコチャン親子が聴きに来てくれたのと、阿波踊り帰りの昔の友人Yamasitaさんが孫を連れて通りかかり、そのまま聴いてくれたことなどで寂しい思いをせずにすんだ。(喧騒の中で注目されることなく歌い続けるということは結構つらいものなのです)
今日の出来事。
①たまに通りかかる老婦人が初めて声をかけてくれた。長い白髪をの方でいつも柱の影から背中をこちらに向けて何時間も聴いてくれていた。声をかけるのをずっとためらっていたと思われるが今日初めて声をかけてくれた。
「がんばって」と静かに言ってくれただけなのだが、この一言がやけにうれしかった。
②こちらは常連さんに近い30台のお兄さん。以前記事にもしたことがあるが若いのに昔のフォークソングについてやけに詳しい人。僕よりもいろんなことを知っていて驚かされる。
11時半を過ぎそろそろラストソングと思っていると『無縁坂』のリクエストをしてくれた。
「しのぶしのばず無縁坂」のところを「●●菩提寺 三宅坂」に入れ変えて歌ってほしいと言う。
何かあったのかなと思い、たずねるとご母堂が7月に他界されたという。
心を込めて歌わせてもらった。
無縁坂がこの日のラストシングとなり、厳粛な気持ちで『街角ライブ』を終えた。
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