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2004.07.18

『街角ライブ』 7月15日(土)

汗だくだった。

ホームレス4人衆がたむろしてじっくり聞いてくれた。
同年輩の人が一緒に歌ってくれたのはうれしかった。
彼らは気持ちが優しい。
駅で歌っている連中のところを満遍なくまわって、彼らなりのパフォーマンスを繰りひろげる。
じっくり聴く人。一緒に歌う人。歌にあわせて空き缶を打ち鳴らしたり、踊ったりする人。
そして最後は僕のところに戻ってくる。
調子はずれのリズムは演奏する側からするとありがた迷惑なので、ちょっと苦情を言う。
そうするとちょっとの間やめて、かわりに踊りだす。
でもしばらくするとまた足元に座り込んで空き缶のパーカッションが始まる。
まいったなぁと思いつつ、人のよさそうな顔を見るとま、いっかと思う。


今日印象に残ったお客さんが二人いた。

一人は同年輩かな?仕事帰りなのだろう。作業着を着込んでいた。
時間を気にしながらも顔をくちゃくちゃにして聴いてくれた。
5~6曲聴いたところで歩み寄ってきた。

「僕も昔かぐや姫のコピーをやってたんです。
電車がなくなるからあと1曲しか聴けません。
『あの人の手紙』をやってください」

気合を入れて歌った。
聞き終わった彼は眼に涙を浮かべながら手を握って去った。
多分この歌に自分の青春時代をオーバーラップさせていたんだろう。
無骨な労働者の手の感触が暖かった。

もう一人は3時間近くラストまでじっと無表情のまま聴いてくれていた。
ラストの歌が終わった瞬間、さっさと帰っていった。
拍手をくれるわけでもない。
にこりとするわけでもない。
愛想笑いを投げかけても、黙殺されてる感じだった。
でも3時間もじっと聴いている。
ムム・・・。なんだろう?
プレーを観察されているようで、緊張のうちに演奏を続けた。

これが今日のライブの出来事だった。

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