2019.06.16

お好み焼きの三貴ライブ

今回の「お好み焼きの三貴ライブ」をふりかえります。


今回は音楽を通したご友人たちが何人もおいでくださいました。

それも初めての方々もいらっしゃる。

「お好み焼きの三貴ライブ」としては異例のことです。


なにしろライブと銘うってはいるけれど、通常営業の中で歌ってるわけです。主役はライブ演奏ではなく、飲み食いおしゃべりのお客様。歌を聴きにきたわけではなく、偶然そこに居合わせただけ。


演ずる僕としては彼らとの「一期一会」を大切に共存をはかりつつ歌い進めます。

2時間ほどの演奏時間に種を撒き、耕しながら芽の出るの促します。やがて花開き収穫の時を迎え、次回への種を残す。

そんなイメージでやっています。


お客様には不幸にもその場に居合わせてしまったと思われぬよう、幸運にもこの場に居合わせたと思っていただけるように歌っています。


さて、自らも演奏される友人たちがたくさんいらっしゃり、とてもうれしかった。僕のやり方を観ていただけることは喜びであり、自分にとっても学びにもなります。


一方で演奏しながら心がけたことがあります。

はしゃぐな、走るな、舞い上がるなってことです。

もって生まれた性分か、知った方々を前にするとついより楽しんでいただきたいとスイッチが入ってしまいます。

「普通のライブ」ならまったくOK。お客様は皆歌を聴きに来ていただいた方々だから。


でもここは通常営業中の演奏。度を過ぎれば「一般の」お客様には「内輪だけで盛り上がってる」と感じさせてしまいます。

そうなればライブとしては失敗。


ライブ開始前の「土壌調査」で難しさの予感がありました。

家族連れの一団。おじいさんを筆頭に、父さん、母さん、孫たちたくさん。

このじいさん、いかつい顔で頑固そう。孫たちの年頃から推し量り、年の頃70過ぎ。じいさんがこちらを向いてくれれば孫たちもなびく。(孫たちは最初から興味津々)


このじいさん果たして演歌が好きなのか、フォークソングは受け付けてくれるのか。

そう思いながら夏の流行歌(昭和40年代半ば)を繋げて様子を見ました。

真赤な太陽~恋のバカンス~天使の誘惑等々。

昭和歌謡の強さは多くの世代の体にしみこんでいること。普遍性があります。(ド演歌はまたちょっと違うけどね)


悪い反応じゃない。

最初は少々苦虫つぶしていたじいさんも、もんじゃをつつきながらこちらをチラチラ。


初来店の友人たちはフォークソング世代。

彼ら向けにそろりそろりとフォークに舵を切ります。


友人たちもいい案配でノッテきました。拍手、手拍子、かけ声。


気がつくとじいさんの唇が歌に合わせてもぞもぞ動いてる。

最初はお好み焼きを噛んでいるのかなって思ってました。

が、違う❗

明らかにそれは歌詞を追う唇の動き。

やがて目が合い、ニヤリと笑います。(おっかない顔はそのままに目だけが柔和)


ここで一気に舵を切り、フォークソングコーナーに突入します。

最後は『落陽』で一気に盛り上げ、1部は終了。


2部はフォークソングで始まりカントリーソングもまじえたアラカルト。


終幕は星の歌3題。

『星のフラメンコ』

『僕の星から』

『見上げてごらん夜の星を』


最後は静かに静かに締めくくりました。

20時~23時の長い旅路。


終わるころにはとっぷりと夜も更けていました。

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2019.06.02

2019年06月 ライブ・コンサート予定

06月01日(土) さんすまいる歌声音楽会

時 間  10:00~11:00
場 所  デイサービス さんすまいる

★人生の先達たちと歌とおしゃべりで過ごす井戸端音楽会。

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06月02日(日) 喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ

時 間  15:00~17:00
場 所  tea room ジュン(喫茶店JUNE)
      東武スカイツリーライン 獨協大学前 東口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★昭和の香り漂う喫茶店で、
 昭和を彷彿とさせる歌の数々をお楽しみください。

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06月08日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

★越谷の台所で歌います。
 「街角ライブ」の雰囲気をお楽しみください

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06月14日(金) お好み焼きの三貴ライブ

時 間  20:00~23:00
場 所  お好み焼きの三貴
      東武スカイツリーライン 新越谷 東口
      武蔵野線 南越谷 南口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★通常営業中のライブです。
 お酒と食事のお供にMartin古池の歌をお楽しみください。

★今月は都合により第2金曜日となります。

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06月22日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

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06月30日(日) みんなで歌おう・弾こうフォークソング

時 間  14:00~17:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分

★体にしみこむフォークソングを中心に歌う歌声音楽会。
 参加される方々のおしゃべりが生命線(?)の井戸端音楽会でもあります。
 Martin古池は水先案内人を務めさせていただきます。

 

 

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2019.05.19

「おーるどたいむ de ライブ 2019春の陣」

「おーるどたいむ de ライブ 2019春の陣」

おかげさまをもちまして、いい感じでさせていただきました。

1部では近況報告を兼ねた選曲で。
母が3月に帰天したこと、6月いっぱいで定年退職をする自分のことなどを織り込みました。

2部は若いころやっていた「ぶどうの木ライブ」の再現を試みました。
実は「ライブハウス・ぶどうの木」のママさんが来てくださったのでした。
「ぶどうの木」で僕は30代半ばから40代半ばまでのおよそ10年、レギュラーとしてライブをさせてもらっていました。
ここでのライブで僕はライブのイロハを教わり、また様々な実験的な試みをしてきました。
ここでの経験が今の自分のスタイルに色濃くつながっているのです。

人様の前で歌うようになって今年で50年。
その中で節目となる出会いがいくつかあります。

ひとつは20代後半から30代前半にやっていた「喫茶店いずみ」でのステージ。
珈琲を飲みに来ているお客様に歌う通常営業中のライブでした。
「喫茶いずみ」でのステージは今の「お好み焼きの三貴ライブ」や「喫茶店JUNEライブ」につながっています。

そしてもう一つは「ぶどうの木ライブ」。
ここで僕はテーマを持ってステージを組み上げることを学びました。その経験が「おーるどたいむ de ライブ」に直結しているのです。

「ぶどうの木」のママさんは僕にとってはまさに恩人です。
そのママさんに20年ぶりで聴いていただくことの幸せ。そして同時に大きな緊張感。

当時の僕のステージはやや「情緒過多」なところがありました。六十も半ばになった僕は「平常心」でステージに臨むことを心がけています。その変化を「成長」としてママさんにとらえていただけるか。感情を抑えて歌いつつも何かを感じてもらえるか。これが今回自分に課したテーマでもありました。

選曲は当時「ぶどうの木」でやったものから特に印象に残っている歌を選びました。また当時やった歌とトークと芝居でステージを作る「物語ライブ」のダイジェスト版も組み入れました。

ママさんはじめ来てくださったお客様がどう受け止めてくれたかは僕の知るところではありません。
でも(例によって)長時間のライブにもかかわらず、皆様笑顔でお帰りいただけて内心ほっとしています。

長いライブのエンディングは「ぶどうの木ライブ」時代のエンディングテーマ「Rockdom」。そして「おーるどたいむライブ」のエンディングテーマ「街」でシメました。

「ぶどうの木」春子ママが帰りがけ、「おーるどたいむ」の玲子ママにかけていた言葉が印象に残りました。

  「がんばって、お店をずっと続けてくださいね」

道半ばで「ぶどうの木」を閉めざるを得なかった無念と、音楽を愛する気持ちがそう語らせたんだろうと思います。

今回もいいライブをさせていただきました。
皆様には心から感謝いたします。

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2019.05.05

中島みゆき「夜会工場vol.2」を観て

 

http://stib.jp/saitamae/data/index.php?id=10342686

 

 

みゆき姐さんの「夜会工場vol.2」を浦和の映画館で観てきた。
のっけのインスト「二隻の舟」から、泣かさってしょうがなかった。

僕が「夜会」から受けた影響ははかりしれない。
ストーリー仕立ての「コンサート」のビデオを見たときの衝撃はすさまじかった。
コンサートと芝居を組み合わせるという発想は驚きだった。

そのころ僕は「ぶどうの木ライブ」での「下積み」を卒業し2時間枠を任せてもらえるようになっていた。
2時間という枠をどのように作るか。
とてつもなく難題であり、あれこれ試しては納得がいかず惑っていた。

「夜会」との出会いに大きな活路を見出した思いだった。
歌とトークとちょっとの芝居。中学、高校で演劇部にも所属していたことが芝居に対する敷居を低くしたこともあった。

「夜会」のビデオは発売するたびに購入した。
念願かなって実際のステージを観ることもできた。
それらは当時の僕のバイブルだった。

「ぶどうの木ライブ」は年数回。他に演奏の場は多くはなかったので準備に時間を充分かけることもできた。
稚拙ながらも自分の「物語ライブ」を試した。

およそ10年間の「ぶどうの木」での演奏期間で「物語ライブ」ができた回数はそう多くはない。
ストーリーを組み上げる難しさ。選曲の難しさ。歌とトークと芝居のバランスを取りながら形にまで仕上げることは至難の業だった。
形にすることができず断念したことも多い。

けれど、テーマに沿ってステージを組んでいくという発想はこの時身に沁みついた。
以来たとえ数曲のステージであったとしても僕は必ずテーマを決めて臨むことが常となった。(起承転結、序破急ライブと称していた)

「夜会」すでにおよそ20年もの間続けられている。
スクリーンで歌うみゆき姐さんはさすがにお年を召していた。でもそのほのかな年輪によりいっそう愛しさを感じる。

この人の歌、この人のステージに触れることで僕は自分のステージスタイルを作ることができた。
あらためてそう思いながら映画館を後にした。

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2019.04.30

おーるどたいむ de ライブ 2019春の陣

De-2019
今回の「おーるどたいむ de ライブ」はライブ活動の原点をふりかえることをテーマにしようかと思っている。
30代半ばから40代半ばのおよそ10年間、ライブハウス「ぶどうの木」(旧・あがれば)が僕の主な演奏場所だった。
「ぶどうの木」でのライブで僕は様々な試みをしてきた。
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2時間の枠を歌い切り、しかもお客様に満足していただくということが最初に課せられた課題だった。
2時間というのは当時の僕にはとてつもなく長い時間だった。
歌う曲数は20曲から30曲は歌えなければならない。
まずしっかり歌える曲数を増やさなければならない。
次に2時間歌い切る喉と体力がなければならない。
そのうえで飽きさせないステージ構成にしなければならない。
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体力作りのため毎日走りこんだ。
喉を作るため自己流だが発声練習に取り組んだ。
歌数を増やすため、過去自分が通り抜けてきた歌の数々を弾き語れるようにした。
こういったことは毎日の積み重ねだった。
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ライブ1か月ほど前からステージ構成について思いを馳せながら走るようにした。
2時間歌いとおし、かつ何らかの意味を感じてもらうために意識したことがある。
それはライブのテーマを作ることだった。
全体のテーマを決め、1部と2部にそれぞれ小テーマを決めた。
全体テーマの下に小テーマは位置づけられる。
小テーマはそれぞれ違った切り口だがなにがしかの連関性を持たせる。
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次にテーマに関連する歌をリストアップしステージ構成を作る。
歌だけでは足りないところ、つながりにくいところはトークで補う。
トークも事前に台本をつくり綿密に組み上げた。
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実際のライブもいろんなスタイルを試みた。
たとえば「フォーク寄席」と称してお客様を巻き込むやり方だったり、
逆に組み上げたストーリーを台本通り演じる「物語ライブ」だったりした。
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一方でゲストプレーヤーと20分ほど共に演奏するコーナーを設けた。
中根正之君、南原和博君、吉田政美君や
狂童プリンターズ(宮下君、片岡君、中根君)という共同印刷の仲間たちとのコラボレーション。
さらにはオカリナアンサンブル・かざぐるまとしての演奏。
これらはステージに変化と刺激を生み出してくれた。
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「ぶどうの木」での10年間の試みは「産みの苦しみ」ではあった。
でもそれ以上に大きな財産になっている。
それらのすべてが原形として今現在の僕のライブスタイルにつながっている。
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今回「ぶどうの木」のママさんがライブに来てくださるそうだ。
お会いするのは十数年ぶり。
彼女への感謝をこめ、
そしてその後の足跡を感じていただくため
2部は「ぶどうの木」時代によく歌ったものをやろうかと思っている。
中には「ぶどうの木」が店を閉めてから20年歌わなかったものもある。
このタイミングで今一度原点をふりかえり、あらためて見直し、歌いなおす。
いいチャンスだと思う。

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2019年05月 ライブ・コンサート予定

05月05日(日) 喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ

時 間  15:00~17:00
場 所  tea room ジュン(喫茶店JUNE)
      東武スカイツリーライン 獨協大学前 東口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★昭和の香り漂う喫茶店で、
 昭和を彷彿とさせる歌の数々をお楽しみください。

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05月11日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

★越谷の台所で歌います。
 「街角ライブ」の雰囲気をお楽しみください

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05月17日(金) お好み焼きの三貴ライブ

時 間  20:30~23:00
場 所  お好み焼きの三貴
      東武スカイツリーライン 新越谷 東口
      武蔵野線 南越谷 南口
出 演  Martin古池
木戸銭  ご飲食のみ

★通常営業中のライブです。
 お酒と食事のお供にMartin古池の歌をお楽しみください。

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05月18日(土) おーるどたいむ de ライブ 2019春の陣

時 間  18:00~20:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分
出 演  Martin古池
木戸銭  ¥1000(ご飲食もお願いいたします)

★季節ごとのMartin古池わがままライブ。
 今回は若き日に「ライブハウス・ぶどうの木」でやっていた歌などもやりたいと思います。
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05月25日(土) 朝市コンサート

時 間  08:00~10:00
場 所  越谷市場 景品交換所そば
出 演  Martin古池

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05月26日(日) みんなで歌おう・弾こうフォークソング

時 間  14:00~17:00
場 所  Live cafe おーるどたいむ
      東武スカイツリーライン 北越谷 東口 徒歩10分

★体にしみこむフォークソングを中心に歌う歌声音楽会。
 参加される方々のおしゃべりが生命線(?)の井戸端音楽会でもあります。
 Martin古池は水先案内人を務めさせていただきます。

 

 

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2019.04.20

「旭ヶ丘の家コンサート」

「旭ヶ丘の家コンサート」

母が看とりの時期の入ってから頻繁に函館に帰っていたが、旭ヶ丘の家でコンサートをやる余裕はなかった。

今回も何十人ものご老人たちが聴いてくださったが、半分くらいは初めてお会いする方々だった。聴くと最近は入居者の出入りが多いとのこと。中には見取りの時期になって入所となり、そのまま亡くなられる方も多いとか。
コンサートのできなかった半年の間に多くの顔ぶれが入れ替わったということだろう。
おなじみの方々も久しぶりにお顔を拝見するとずいぶんと老けている。
母もその1人。ひと足お先に旅だったということだ。

なんとも寂しく、切ない思いにかられた。

コンサートは昭和20年代~40年代の歌謡曲を中心にいつものように「Martin古池の歌謡ショー」のスタイル。
最初は一方通行で歌いながらご老人たちに話しかける。
初めての方が多いのと総人数が多いのでおしゃべりのキャッチボールを交わすのは難しかった。
でもしつこくおしゃべりのボールを投げ続け、次第に一方通行から双方向になっていった。

エンディングの「見上げてごらん夜の星を」~「上を向いて歩こう」皆さんと一緒に歌えるまでなった。
まずは成功といってもいいだろう。

「旭ヶ丘の家」のスタッフさんたちや、生前母と親しくしてくださった方々への感謝の気持ちを込めて1時間の歌謡ショーを無事終えることができた。

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「想苑」

「想苑」

函館公園のそば、函館八幡宮に続く裏参道沿いにひっそりたたずむ喫茶店。

先代が店を開いて60年になるジャズの聴ける老舗だ。

父は自宅を改装して喫茶店にするのが夢だった。
僕が中学生の頃、そんな父に「想苑」と、さらに先にあった「山小屋」という喫茶店に何度も連れてこられた。
共に音楽をコンセプトにした喫茶店。
父もクラシック音楽の流れる落ち着いた大人の店を持ちたかったようだ。

夢はかなえられることなく父はこの世を去り、生家も数年前に人手に渡った。

僕は函館に帰る都度、時間があればこの店を訪れ、小一時間ほどジャズに身をゆだねている。

自宅では決して出すことのできない大きな音。大音量であっても耳にさわらず、体に響いてくる。
その音は生々しくまるで目の前で演奏をしているようだ。

正体はJBLの古いスピーカーと店の作りにあるようだ。

 20190414 

スピーカーユニットは大きなフルレンジ小細工なしの一発出し。ツィーターやスコーカー、ウーハーなどに分割していないのがいい。耳に障る音は音を帯域毎に分割した結果、バランスが悪くなってしまうことが原因のように思う。

特にツィーターの高音域は耳に障る。ウーハーの過剰にブーストされた低音は不自然に感じる。

フルレンジスピーカーから出る音は大きなエンクロージャー(箱)の中のホーンを通り自然に増幅されてラッパのように開いた口から絞り出される。
まるで蓄音機のラッパの前で聴くSPレコードのような生々しさだ。

店内は木の床。スピーカーの先には陶製の大きな壺が置かれている。
多分この壺が音を適度に拡散しているように思う。

今回はパット・メセニーのギターソロアルバム、キャノンボール・アダレイとマイルス・デービスらによるアルバム「Something Else」、チック・コリアのピアノソロを聴いた。
心地いいったらありゃしない。

現在「想苑」は娘さん夫婦が切り盛りしている。
娘さんは小学校、中学校の8つ上の先輩。(いとこの同級生)
ご主人は函館東高校の先輩。

60年の「想苑」の歴史をずっと更新してほしいものだ。
函館に帰る度にまた寄らせてもらえるようにね。
数少ない子供の頃の思い出につながるお店だから。

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リブサンドポークとロッテリアの想い出。

リブサンドポークとロッテリアの想い出。

今月でリブサンドポークが発売中止になるらしいと聞き、久しぶりにロッテリアへ。
20190418
ロッテリアには想い出が2つある。

創業間もない1974年。
貧乏学生だった僕はロッテリアの市場調査のアルバイトをしていた。新大久保に拠点を置いていたロッテリアは店舗拡大のため東京のあちこちで市場調査をしていた。先行するマクドナルドに追い付き追い越せの大号令だった。責任者は藤田さんという方で、マクドナルドの藤田田さんと同姓ということで気合いが入りまくっていた。

ある日江古田の日大芸術学部のそばで調査をしていたら不意に声をかけられた。
  
「古池でねぇか。おまえ、こったらとこで何してるのさ‼️

室蘭東高校の同級生Kだった。

彼は日大への通学途中だった。
あまりの偶然に驚いた僕たちはその夜Kの住むアパート「石井荘」でベロベロになった。
これがきっかけで僕はいつの間にか「石井荘」の住人となった。
やがて弟もここの住人になり、他の入居者も含めて共同体のようになった。それはまるで漫画家たちの虎の穴「トキワ荘」のようなものだった。
「我が青春の石井荘」についてはいつかまた書いてみたいと思う。
我々にとって石井荘抜きに青春を語ることのできない大切な想い出だ。

ロッテリアのもうひとつの想い出はちょっと甘酸っぱい。

東京の一角で偶然に函館東高校の同級生ヨウコちゃんと再会した。ヨウコちゃんとは僕が室蘭東高校に転校するまでの半年のおつきあいしかない。(同級生の一人としてね)

でもお互い印象が強かったようだ。よく覚えていてくれた。意気投合しヨウコちゃんをロッテリアのアルバイトに誘った。新大久保店のフロアガールだ。目鼻立ちのしっかりしたヨウコちゃんは他のアルバイトの娘たちと比べても際立っていた。
市場調査から帰った僕はヨウコちゃんのシフトが終わるのを待ち一緒にハンバーガーを食べてからそれぞれのねぐらに戻った。
なんとなく恋の予感がしていた。

ある日ヨウコちゃんはハンバーガーを食べながらポツッと呟いた。

「私、ロッテリアやめる。私には無理」

当時のロッテリアのユニフォームは薄いピンクのシャツとホットパンツだった。人前で脚をさらけるのがどうしてもイヤだと言う。
考えてみるとヨウコちゃんはいいところのお嬢さん。パッチリした目鼻立ちとはうらはらに、恥じらい深い人だった

僕は内心ひき止めたかった。でもそれができず「うん、そうか。わかった」。

以来ヨウコちゃんとは会っていない。
今頃どこの空の下で暮らしてるんだろうな。

めったに入らぬロッテリアだが、たまに来るとふとそう思う。

ロッテリアにまつわる若き日の想い出ふたつ。
リブサンドポークを食べながら想いを馳せていた

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「花と伯父さん」 さんすまいる歌声音楽会にて

2019041999206

「さんすまいる歌声音楽会」
今回が31回目。6年目に入った記念のサプライズで花束を頂戴する。

いやいや、うれしいもんだねぇ。
参加されるご老人たちも皆さん元気。うれしいもんだねぇ。

音楽会はいつものようにおしゃべり花盛り。僕はご老人たちの掌の上でころころ転がされっぱなし。

あっというまに1時間は過ぎ去り、今回も延長戦。

この5年、さんすまいる歌声音楽会で学んできたことがある。

ご老人たちから歌声を引き出すには自分の歌声もギターの音量も適度に抑えるべきだってこと。
ご老人の歌いやすいキーで、歌声に寄り添うように自分も歌う。自分の出す音は大きすぎても小さすぎてもいけない。
「水先案内人」の役割はそんなものだと思う。
いかにして皆様に気持ちよく、楽しく歌ってもらえるか。そのための伴奏であり、先導であり、パフォーマンスであるべき。

聴いていただく音楽会と一緒に歌う音楽会の違い。そしてその勘どころをここで学ばせてもらっている。

ギターケースに花束をさして自転車にまたがる僕にご老人たちが一言。
「花とにいちゃんだね」。

「いやいや一昨日から僕も高齢者の仲間入り。せいぜい『花と伯父さん』だよ。」
(一昨日、4月18日に65歳になったばかりなのでした)

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2019.04.07

2019年04月 ライブ・コンサート予定

04月13日(土)  朝市コンサート

 

時 間   08:00~10:00

 

場 所   越谷市場 

 

        地図 http://www.koshigaya-ichiba.jp/access/

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04月19日(金)  お好み焼きの三貴ライブ 

 

時 間    20:30~23:00
場 所    お好み焼の三貴

 

         https://www.hotpepper.jp/strJ000181914/map/

 

通常営業中のライブです。ご自由にご飲食、おしゃべりをお楽しみください。
お供にMartin古池の歌をいかがですか。

 

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04月20日(土)  さんすまいる熟年歌声音楽会

 

 

時 間   10:00~11:00
場 所   デイサービス さんすまいる

 


         http://sansumairu-corp.hp.gogo.jp/pc/

 

 

 

★2か月ごとのご老人たちとの歌声音楽会。
歌におしゃべりににぎやかな音楽会です。

 

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04月27日(土)  朝市コンサート

 

 時 間   08:30~10:30
場 所   越谷市場

 

        地図 http://www.koshigaya-ichiba.jp/access/

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04月27日(土)  みんなで歌おう・弾こうフォークソング at おーるどたいむ

時 間   14:00~17:00
場 所   Live cafe おーるどたいむ

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05月05日(日)  好喫茶店JUNE 日曜昼下がりライブ

 

時 間   14:00~16:00 (もしくは15:00~17:00)
場 所   tea room ジュン

 

      地図https://r.gnavi.co.jp/p0jfesdk0000/map/

 

昭和の香りただよう喫茶店。
昭和を彷彿とさせる歌の数々。
年が変わって令和になっても心の中はいつでも昭和。


ゆったりとお茶でもしながらゆく年くる年に思いを馳せませんか。
通常営業中のライブです。お気軽にお運びください。

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05月18日(土)  おーるどたいむ de ライブ 2019冬の陣

 

時 間    18:00~
場 所    Live cafe おーるどたいむ
出 演    Martin古池
料 金    ¥1000 +オーダー

 

 

 

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2019.03.21

帰天する母を送る

母が92歳の人生の幕を下ろす。
大正15年9月23日に生を受け、大正・昭和・平成と3つの時代を生きてきた。
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天寿を全うし、天に帰る。
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先週の日曜日、陣中見舞いに行った僕がかけた最後の言葉。
「がんばんなさいよ」
子供のころ登校する度に母に毎朝かけられた言葉だった。
当時は重く感じていた言葉だった。
その同じ言葉を思わず母にかけていた。
.
その後1週間、母はついに醒めることがなかった。息を引き取るのは時間の問題と思われた。
知らせを聞いた弟と妹が1週間後駆けつける。
弟たちの呼びかけに意識のない母がかすかに反応する。
その数時間後、母は静かに息を引き取る。
まるで子供たち全員との別れの時を待っていたかのように。
待つことが母の最後の「がんばり」だったのかもしれない。
.
「大往生」という感じではなかった。
むしろ静かに静かにろうそくの灯がすっと消えるような最期。
.
92年という人生が長かったのか短かったのか。
それを問うことははあまり意味がない。
むろん平均寿命を超えたということでは長い人生だった。
けれども68歳で逝った父の人生もまた充分に長い人生だった。
.
「大切に生きれば充分に長い人生の旅路」
.
父が亡くなってからの二十余年。
母の日々はひとり旅だった。
それは「目的のある旅ではなく、旅するための人生の旅路」だったように思う。
身体が不自由なため自力では多くのことができない母だった。
限られたことを日々を淡々と大切に生きてきたように思う。
.
それを支えてくれたのは特養の職員の皆様の献身的なサポートであり、友人たちだったように思う。
彼女が日々の暮らしに様々な不自由と不安、不満を抱えながらも大切に生きられたのはこういう方々との関わりがあってこそだろう。
.
そして何よりも大きかったのは「信仰心」だったと思う。
昭和23年、24歳でカトリックの洗礼を受けた彼女は最後まで強い信仰心を持ち続けていた。
信仰心こそが生きる原動力だったのではないだろうか。
彼女の信仰心は長い年月を経て体や心にしみこみ、揺るぎのないものに固められていた。
.
人の人生に問われるもの。
それはいかに生き、いかに死んでいくかだろうと思う。
生き方が死に方につながっていく。
そのすべてが「生き様」となっていくのだろう。
.
母の生き方は信仰のうちに生き、信仰のうちに死んでいったように思う。
「天寿を全うし帰天する」
神様にいただいた命を大切に生ききり、やがて天に帰っていく。
.
自分にはとてもまねのできぬ生き方だ。
.
世の中に対して特別の影響を与えたわけでも、何事かを成し遂げたわけでもない。
決して特別な人ではなかった。
市井の一人の女が信仰のうちに日々を過ごし、天に帰っていった。
これほど強い生き方があるだろうか。
.
オレにはできねぇ。とてもマネできねぇ。
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母を失った喪失感。
むろんないわけではない。
もしかしたらそれはこれから感じることなのかもしれない。
むしろ今は不思議な安堵感のほうが強い。
.
「安堵感」
それは己が人生を生き切り、帰天という帰結に行き着くことができた。
それを見届けることができたことに安堵しているのかもしれない。
それは己が人生の昇華ともいえるのだろう。
.
「お疲れ様」「ご苦労様」「あっぱれ」
.
静かな気持ちでそういってあげたいと思う。

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